ブログの引っ越し方法2/一筋縄では行かない場合

普通、ブログやホームページを引っ越す場合は、301リダイレクトまたはmetaリフレッシュを使います。しかし、一筋縄では行かないサーバーもあります。特に、無料ブログや無料ホームページはそうです。そして、何とここアニメしませんか?ブログもその一つでした。やってみて初めて気がつきました。

301リダイレクトは、当然できません。しかし、アニメしませんか?ブログではmetaタグによるリフレッシュでの転送もできないことが分かりました。これではにっちもさっちもいきません。何かいい方法はないかと調べてみました。ありました。

rel="canonical"のlinkタグを使う方法です。そして、飛ばすには、JavaScriptを使います。

rel="canonical"はそのタグで記載されたURLが本ページの大元であると言うことを示します。つまり正規のURLを示すのに使うわけです。これを引っ越しの際に使うと、「ここではなく、こちらのURLが引っ越し先だ」と言うことを示すことになります。

これは少しわかりにくいと思います。具体的にどういう事かお教えしましょう。Aブログをやっていて、Bブログに移転したとします。そこで、Aのブログの内容をBに移します。こうなると、AとBと言う二つの同じブログが存在することになります。

そこで、Bが本物で、Aはその写しですと言うことを示すのが、このrel="canonical"です。書式は以下のようになります。

<link rel="canonical" href="BのURL" />

例) <link rel="canonical" href="http://www.example.com" />

このタグをAのブログのHTMLの<head>と</head>の間に書き加えます。これでBが本物、つまり、移転先であることを検索エンジンに伝えることができます。

次に、訪問者を新しいURLに飛ばす方法ですが、301リダイレクトもmetaリフレッシュもだめとなると、これはJavaScriptを使うしか方法がありません。書式はこうなります。

<script type="text/javascript">
location.replace('移転先のURL')
</script>

例)
<script type="text/javascript">
location.replace('http://www.example.com')
</script>

これを<body>と</body>の間に書き加えます。これで訪問者のブラウザーがJavaScript無効に設定されていない限り、新しいURLに飛んでくれます。

これでアニセンのブログの引っ越しができると思います。後は、ちゃんとPageRankが引き継がれるかどうかです。まだやったことがないので、どうなるのかわかりません。

取りあえず、今回で私も引っ越しに入ります。では、みなさん、新しいブログでまたお会いしましょう。もっとも、読者がいればの話ですが・・・。(^ ^;;;